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リオオリンピック女子ダブルス決勝観戦記

Friday, August 19, 2016

自分を信じ、自分達を信じる。高橋・松友組による金メダルの決定打となったのは「信じる心」の強さだった。そしてそれはペア結成10年間の経験、苦労、努力の結晶だった。1学年違いの先輩後輩ペアという組み合わせも機能したように見えた。その構図は4年前の銀メダリスト、藤井・垣岩組と同じだ。チームはリーダーとフォロワーが明確になって役割分担した方が良いことが多い。

 

ファイナルゲーム、流れの主導権は終始デンマークペアにあった。ネットイン、ミスジャッジ、などの幸運はデンマークペアにのみ3度も味方した。そして16-19で迎えた絶体絶命の終盤。そこからの5連続得点による大逆転劇。

 

ここでのサーバーが高橋にめぐり合わせたこともよかったと思う。この試合の高橋は終始表情が安定していた。気負いも弱気も見せなかった。心が実に整っていたように見えた。高橋が安定していれば松友はのびのびとプレーをする。そしてその天才ぶりをいかんなく発揮する。高橋が整えて松友が決める胸のすくような展開がここから訪れた。

 

この金メダルは日本のバドミントン界に大きな価値をもたらすであろう。とても大きいことの一つは「卓球より先に金メダルにたどり着いたこと」なのではないだろうか。意外と語られていないが。

 

・世界の勢力図(中国が圧倒的に強い、アジア中心に盛ん)

・競技の類似性(ラケットスポーツ)

・地味なウェアからカラフルなウェアへの転換

・マイナー競技の代名詞的存在

・近年日本が強くなってきたこと

・オリンピックでの金メダルはなかったこと

 

卓球は常にバドミントンのライバルであった。ところが近年は福原、石川という明確なスターを軸に卓球ばかりが地上波ゴールデンタイムに取り上げられた。バドミントンはその点で大きく後れを取っていた。

 

朴ヘッドコーチが就任後、多くの壁を破ってきた日本のバドミントン。強化という点ではこれで一つのゴールにたどりついたと言えるだろう。

 

今後、日本のバドミントン界がさらに発展していくための課題は「明確なスター選手」を軸にした観戦人口の増加に尽きる。高橋・松友には大きな拍手を贈るとともに今後は観戦人口の増加にぜひとも貢献してほしい。

 

オリンピック卓球競技メダリスト一覧(ウィキペディア)

 

オリンピックバドミントン競技メダリスト一覧(ウィキペディア)

 

 

 

 

 

 

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