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リオオリンピック「横綱対決」観戦記

Friday, August 19, 2016

スポーツ観戦の醍醐味の一つに2強による「ライバル対決」がある。そしてそれは年月と回数を積み上げるほどに味わいが深くなってゆく。

バドミントンファンは幸せである。2008年の北京、2012年のロンドン、そして2016年のリオ。リン・ダンVSリー・チョンウェイ。この究極のライバル対決をオリンピック3大会にまたがって観戦できたのである。さらに嬉しいことにこの二人は引退がささやかれる年齢に突入しても全く衰えを見せず常に最高のパフォーマンスを見せてくれる。仮に今このタイミングで引退をしたとしても彼らの現役時代が「晩年」という表現で語られることはないであろう。


この二人の対決においてもはや論点は「どちらが強いか」ではない。「今回はどんなドラマが待ち受けているのか」である。結果はファイナルゲーム22-20でリー・チョンウェイの勝利となった。内容も素晴らしかった。彼らの試合の動画を何年も何本も見てきたものにとっても今日の内容はまた新鮮ですらあった。

ファンの皆さんは今回のこの対決にどのような結末を期待したであろうか。ひいき目抜きに、客観的に観てもこれは素晴らしい結果だったと思う。これまで辛酸をなめてきたリー・チョンウェイが一層の研鑽を重ねて挑んだ歓喜の勝利。これが小説や映画だとしても最高のストーリーではないだろうか。試合後は勝者も敗者も大称賛に値する実にすがすがしいシーンがそこにあった。

多くのファンは感じたであろう。「2020年もこの二人なら世界のTOPであり続けることができる。ぜひ現役を続けてほしい」と。

ところでこの試合に関して残念なことが一つあった。今大会のバドミントン競技をすべてネットでLIVE配信してきたNHKのサイトがこの試合に限ってライブ配信をしなかったのだ。理由は不明。何かの事情があったにせよサイト上でその説明がなかったことは残念だ。試合開始直後、まさかの事態にネット上で日本のファンは騒然となった。直後に「CCTV-5 体育」というサイトで視聴できるという情報が流れてファンは大きな落胆を免れた。

大相撲の横綱対決がテレビ放送されなかったことはかつてないだろうと思う。こういう点において(日本の)バドミントンファンはまだまだ不幸である。

この試合の動画(NHKサイト)

 

 


 

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