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日立情報通信エンジニアリング 杉山勝美監督インタビュー

Tuesday, January 31, 2017

1月18日(水)場所はチームの練習場の最寄り駅である神奈川県横浜市戸塚駅前の居酒屋。1967年2月生まれの杉山監督は1965年4月生まれのインタビュワー兵頭とはほぼ同世代。初対面ながら話も弾み、インタビューは約3時間半にも及びました。


今回特にお聞きしたかったテーマは「パラダイムシフト」。パラダイムとは枠組み。パラダイムシフトとは、その枠組みが革命的、劇的に変化することをいいます。


男子実業団チームは長年に渡り「日本ユニシス」「トナミ運輸」「NTT東日本」の3強状態。日立情報通信エンジニアリングの日本リーグ(現S/Jリーグ)における過去最高順位も4位。トーナメント形式の全日本実業団選手権の過去最高成績は3位。日本代表も2011年(バックアップチーム)の早崎修平選手を最後に輩出できていません。あと一歩の高い壁に悩まされているチームなのです。ちなみにインタビュワーの兵頭は東京経済大学体育会バドミントン部の総監督ですが東京経済大学も男子チームは関東3部リーグで優勝争いをするようになってから2015年に2部初昇格を果たすまで20年以上を要しました。

 

数年で全選手が入れ替わるスポーツチームに立ちはだかるあと一歩の壁、そこに潜む「無形の力」とはいったい何なのでしょうか。

 

※インタビュワー 兵頭秀一 

(株)ちかなり代表取締役 Baldnd編集長 東京経済大学体育会バドミントン部総監督

 

 
兵頭「今日はお時間をいただきましてありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

 

杉山「どうぞよろしくお願いいたします。」

 

兵頭「ちなみに監督はお酒はいけるのですか?」

 

杉山「実は私の実家は酒屋なんです。お任せください(笑)。」

 

兵頭「おお、それは素敵です(笑)。では飲みながら、ざっくばらんにいろいろお聞かせください。」

 

兵頭「早速ですが、日立情報通信エンジニアリングさんは長年に渡りあと一歩の壁に阻まれていますね。」

 

杉山「あと一歩というよりそれこそ1点の壁ですね。2016年は全日本実業団選手権準決勝で完全に日本ユニシスを追い詰めました。最終シングルスはマッチポイントを握ったのですが逃してしまいました。」

 

(2016年7月2日(土)全日本実業団選手権準決勝戦)
日本ユニシス(東京都) 3- 2 日立情報通信エンジニアリング(神奈川県)
早川・遠藤 21-19、21-14 大嶋・山﨑
佐伯・垰畑 14-21、9-21 山村・塚本
上田拓馬 24-22、21-19 松川直弘
井上拓斗 21-23、21- 9、15-21 丸尾亮太郎
小野寺裕介 20-22、23-21、21-17 堀内研人

 

杉山「勝ち癖というかここを乗り越えてしまうと意外と勝ててしまうのかもしれないんですが。もっともっと1点、1セットを乗り越えるための厳しい努力をしていかなくてはなりません。なかなか乗り越えられない難しい壁です。」

 

兵頭「特にトップレベルでの試合における1点はその選手の人生を左右すると言っても過言ではありません。
A代表入りを果たし一年中海外遠征をして世界の強豪に揉まれる経験値を積んでいく選手に対して国内で試合や練習を厳しく積むことで対抗することは難しいことですね。」

 

杉山「そうですね。ですから私たちも国際大会などによる経験の積上げを行い、何としてもその壁を越えたいと思っています。」

 

兵頭「日立情報通信エンジニアリングの監督になられて何年くらいになりますか。」

 

杉山「ちょうど10年くらいです。監督になったタイミングでチームは日本リーグ1部に昇格しました。就任直後の1-2年目がメンバー入れ替えの時期でした。」

 

兵頭「私は実は日立情報通信エンジニアリングさんにはちょっとご縁がありました。20年くらい前でしょうか。日本リーグに参戦された時、選手の一人Sさんという選手がいましたね。その人は当時、日常的に一緒に練習している私のバドミントン仲間でした。私ととても親しくさせていただいたすごくいい人だったのですがバドミントンの力量は市民戦でも2部クラスの人でした。その彼が日本リーグ選手名鑑の日立さんのメンバーに載っていてとても驚いた記憶があります。そういえば彼は日立だったけど???みたいな(笑)。」

 

杉山「私は日立のグループ会社に入社しましたが、当時は親会社のチームで活動していました。しかし入社した会社の社長と総務部長が日本のトップになれるスポーツチームを作りたいという思いがあり、私の入社をきっかけにグループ会社単独でバドミントンチームを作っていただきました。最初はメンバーが揃わず、出場できるように頭数を集めたメンバーの中には全国レベルの選手だけでなく、そうではない選手も何人かいました。そういった編成でスタートして実績を積み重ね、少しずつ会社にお願いしてチームを大きくしてきました。」

 

兵頭「他のチームでは外人助っ人選手を入れてチームのステップアップの起爆剤にするケースも多いですが、日立情報通信エンジニアリングさんはこれまで外国人選手はいませんでしたか。」

 

杉山「そうですね。外国人はコーチだけです。」

 

兵頭「日立情報通信エンジニアリングさんの環境面についてお聞かせください。選手のみなさんは普通に夕方までお仕事をされているのですか。」

 

杉山「2年前から年間のうち約6カ月は14時から練習できるようになりました。その6カ月は全日本実業団の前とS/Jリーグの開幕前から終了までの期間です。その他の期間は夕方まで仕事をします。朝晩と分散して長い時間の練習をするよりも、4時間集中して内容の濃い練習をしたほうが意味があると考えています。」

 

兵頭「選手は引退後も会社に残るケースが多いようですが。」

 

杉山「会社に残る選手が大半ですね。引退後に管理職に育っていく選手もいます。」

 

兵頭「杉山監督ご自身はどの部署でどんな役職を務められているのですか。」

 

杉山「現在は総務部長です。」

 

兵頭「すごい。部長さんですか。部下の方は何人くらいおられるのですか。」

 

杉山「30人弱ですね。私たちはバドミントンもしっかり、そして仕事もしっかりやることで、企業スポーツとしても最適化を図ってきましたし、また社員の皆さんに身近に感じていただくことで会社の人たちに応援してもらいたいと思っています。大会シーズンは職場の方にご迷惑をかけている部分があると思いますが、その分バドミントンで頑張るということが恩返しだと思っています。」

 

兵頭「会社からのチームの成績に対する要望はどんな感じですか。目標設定は厳しいのでしょうか。」

 

杉山「時間とお金を会社からいただいているので、それなりの結果は出さなくてはいけません。チームにてRoad to Champion within 3 yearsというスローガンを掲げ、3年以内に日本チャンピオンになるという目標を掲げています。結果が伴わないことに対して会社から厳しいお言葉をいただくこともありますが、いつも多大なるサポートをしていただいており、感謝の気持ちでいっぱいです。それだけに何としても結果を出したいですね。」

 

兵頭「女子チームを作るという話はないのですか。」

 

杉山「はい。特に予定はありません。」

 

兵頭「チーム強化についてですが、選手獲得のスカウトに関しての苦労やお悩みはありますか。」

 

杉山「幸いここ数年は優秀な学生からのアプローチが多くなっているので、集める苦労はさほどないですが、当チームを希望してくれる学生たちはバドミントンの引退後のことを真剣に考えてる方が多いと感じます。採用については面接の前段階で私が将来のキャリアをどうしたいのかなどを聞かせていただくと共に、チームの運営方針を説明し、バドミントンも仕事も頑張ってもらうことを覚悟してもらっています。」

 

兵頭「将来S/Jリーガーになりたい若者や子供たちに向けてお聞きしたいのですが、日立情報通信エンジニアリングというチームの選手になることの魅力は何でしょうか。」

 

杉山「仕事もバドミントンも全力でできるという事と、会社や社員の方のサポート・応援が素晴らしいというところだと思います。あと当社は入社後責任のある仕事を与えてくれる環境があるので選手生活をしながら仕事でも立派に成長できます。引退後も含めた環境でいえば、S/Jリーグ加盟チームのなかでは魅力的なチームの一つであると自負しています。ただ、ここまでチームが成長すると練習にもギリギリの負荷をかけなくてはなりません。ですので一昨年から年6カ月の14時からの強化練習と海外遠征に行かせていただくようにしました。会社からはやるなら徹底的にやれとおっしゃっていただけているので、会社のためにも何としても結果を出したいですね。」

 

兵頭「専用体育館もお持ちですね。」

 

杉山「2年前にできた体育館です。それまでは色々な練習場所を転々としていました。選手たちには精神的にも体力的にも負荷がかかることが当時は一番の心配ごとでした。」

 

兵頭「選手の方々は仕事ではどの部署のどんな職種を担当されているのですか」

 

杉山「主に営業部門や総務部門に所属しています。」

 

兵頭「新人選手はどのくらいのペースで採用しているのですか。」

 

杉山「毎年1人~2人ですね。」

 

兵頭「杉山監督が声をかければ採用決定ですか」

 

杉山「いえ、採用面接等は正規のステップを踏みます。」

 

兵頭「では杉山監督がスカウトしても入社試験で落ちてしまう場合もあるのですか。」

 

杉山「いままでは落ちた事例はありません。落ちそうになった選手は今のメンバーに一人いますが(笑)。」

 

兵頭「選手との目標の共有はどのようにされていますか。」

 

杉山「年度頭にチーム内で必ず運営方針を作ります。一昨年からより選手たちの意見を尊重するように切り替えました。選手たちには納得して頑張れるようにとことん議論させ、スタッフ側にその要望を提示させます。その上で会社・スタッフ側の意向も踏まえながら、運営方針を完成し共有しています。」

 

兵頭「選手の中で一番の負けず嫌いで志の高い選手は誰ですか。」

 

杉山「みんな志は高いですが、強いてあげるとすると最近は丸尾ですかね。」

 

 

 

兵頭「4人のシングルスプレイヤーがいますね(内藤選手・堀内選手・松川選手・丸尾選手)。学生時代の活躍・実績でいえば丸尾選手は他の選手よりやや劣る気がします。しかし最近は個人戦で最もいい成績を残し団体戦でも一番試合に出ているのは丸尾選手です。彼は何が成長したのでしょうか。」

 

杉山「丸尾は精神的な部分が成長しましたね。私とは何度か衝突しましたが、すこしづつ理解しNOから入らずYESから入れるようになりました。練習の中身も、まずやってみよう!からは入るようになり、練習の意図も理解してくれるようになりました。もちろんスタッフもその練習の目的や狙いなどを明確に伝えるようにしています。彼は自分の中のこだわりが強く、気持ちの弱いところがたまにでるのですが、プレーはだいぶ安定してきました。」

 

兵頭「ファン目線でみると松川選手・内藤選手・堀内選手にも実績があります。次の試合で誰がシングルスにでるのか、が一番わかりにくいチームですよね。ファンの方はなぜ丸尾選手なんだろう、どこがよくなったんだろうと悪い意味ではなく疑問に思っていると思います。と同時に松川選手・内藤選手・堀内選手はどうしたんだと感じているとも思います。」

 

杉山「実は練習におけるチーム内の対戦でも丸尾が一番勝っています。2016年の国内外の個人戦の成績(総合、ランサー、社会人、国際大会)も丸尾が一番結果を出しています。この一年でエースは丸尾と言える状況になってきました。」

 

兵頭「チームに絶対的な大エースが現れ壁を突破するケースはよくありますがいかがでしょうか。東京経済大学も1年生の春から4年生の秋までチームの単複を引っ張った大エースの存在が20年間の壁を超える原動力になりました。」

 

杉山「確かに我々が上のチームに勝ちきれない理由の一つに、エースという存在が出てきていなかったこともあると思います。誰がエースになるのか。誰が出てもおかしくないよね、ではだめです。それだけにエースに成長してきた丸尾には今年のナショナルメンバーに入ってほしかったですね。本人は当然悔しかったと思いますが、私も本当に悔しかったですね。」

 

兵頭「今の日本はどうしても男子シングルスが厳しいですね。誰が世界に行っても勝てない状況です。だから丸尾選手に限らず男子シングルスプレイヤーは今が大きなチャンスだと思うのです。昨今のスーパーシリーズでは金曜日のベスト8が揃う段階で男子シングルスはまず日本人がいません。これは我々取材陣にとっても本当に寂しいことです。上田選手、坂井選手も本当にいい選手で時々は世界の大物食いを見せてくれます。でもコンスタントに世界の上位に行く男子シングルス選手の登場をファンは切望しています。だから一つの目安は上田選手や坂井選手を圧倒する選手でなければいけないと思うのです。丸尾選手の目標はそこだと思うのですね。例えば坂井選手にやっと勝つ、ではスーパーシリーズの舞台に出たときに1回戦を勝つことも大変でしょう。それでは間に合わないと思うのです。厳しい要求ですが明日にでも坂井選手に圧勝する日本人が出てきてほしい。」

 

杉山「実は丸尾には先日の坂井選手との試合前にかなりはっぱをかけました。いい試合はしたものの、結果は負けてしまいましたが・・・」

 

兵頭「どんぐりの背比べでは、代表のポストは若い選手にチャンスが行ってしまいます。それは当然だと思います。丸尾選手も年齢的には期待値でなく結果で代表入りする必要がありますね。」

 

兵頭「内定選手の高野選手についてはダブルスでいくのですか。2015年の全日本総合選手権のシングルスで高野選手は佐々木翔選手から1ゲームを奪って見せました。その時、私はコートサイドで撮影していたのですが、とてもいい選手だと思いました。日本のシングルス陣が手薄なだけに個人的には期待をしたのですが。」

 

 

杉山「高野は運動能力の高い選手です。シングルスの才能もあるとは思いますが、松居とのダブルスで頑張らせたいと考えています。二人は2020年の東京五輪を目指す意識でやっています。それだけに先日のS/Jリーグで同じ年齢の日本ユニシスの井上・金子組に負けたのは痛かったですね。ただ負けたことから学ぶことは多いですし、組み始めたばかりなので二人で会話を深め成長していってほしいですね。」

 

兵頭「東京オリンピックの男子ダブルスについて論じるのはまだ早いかもしれませんが、現状を見ると園田・嘉村ペア、遠藤・渡辺ペアが本命状態に見えますね。井上・金子ペア、小林・保木ペアも素晴らしいですが国内3番手以下はオリンピックの舞台に立つことはできません。例えば2,3年前は井上・金子ペアが園田・嘉村ペアに肉薄した感がありましたが最近はまた差がついてしまいました。これは海外の試合に出続けていることとそうでないことによる部分がかなり大きいと見ています。」

 

杉山「そうですね。そこでうちのチームでも2年くらい前から国際大会に出場させてもらうようになりました。出場する大会にターゲットを絞って、調整して追い込んで試合に出るということをさせています。国際大会による経験の積上げは非常に重要なことだと感じています。選手たちも戦い方、勝ち方のツボが分かるようになってきました。特に初対面の選手と試合をしたときの対応力が向上しました。国際大会の成果は着実に表れています。」

 

兵頭「ところで最近の日本の男子選手は高卒で実業団に入って活躍するケースが増えました。大学4年にあたる22歳以下のナショナルメンバーは、近年大学生が一握りで高卒の実業団選手が今や圧倒的多数派です。ですが日立情報通信エンジニアリングさんはこれまでの新卒選手は全員大卒ですね。そのあたりはいかがですか。」

 

杉山「実は今後当社も従来からの学卒選手に加え、高卒の選手も視野に入れて採用活動を行う予定です。高卒の選手にはまた違った教育も必要です。高卒の選手が入って来るようになったら、身の丈に合ったライフスタイルや将来の人生設計を早い段階から考えさせ、少しずつでも実践してもらうような教育が必要になってくると思いますし、時として進むべき方向に迷った時は、私たちが道しるべになって正しい方向に背中を押してあげることも重要なミッションになってくると考えています。」

 

兵頭「私たちがカメラマンとして入らせていただくコートサイドは選手のメンタルがものすごく感じ取ることができる場所です。そこで感じることは心技体が整えられてないといい選手にはならないということです。横綱級の選手はメンタルが本当に整っています。例えば今でいえば台湾のタイ・ツーイン選手ですね。その振る舞いはまるで横綱の白鵬関のようです。こういう選手は不運にいちいち地団駄を踏まないんですよね。ネットインとかミスジャッジと思われる判定とかに心を折らないように気持ちを常に整えるんです。この辺りはいかがでしょう。」

 

杉山「確かにトップ選手になるにはメンタルが一番大事だと思います。技よりメンタルです。うちのチームでは人間力・精神力の高揚という部分も運営方針に掲げ、意識して取り組んでいます。」


兵頭「またTOP選手は今勝つ練習と数年後に強くなる練習を平行しているはずだと思うのです。これはビジネスでも一緒で一流のビジネスマンは今日の結果を残すための努力と将来投資を並行して行います。」

 

杉山「そうですね。強い選手は今年強くなるためのことと、3年後、5年後に強くなるために必要なことを同時にやっています。成長し続けるための練習ですね。選手が本気だからこそ、指導者も本気にならなくてはならないと思っています。」

 

兵頭「他に日立情報通信エンジニアリングというチームの特徴はありますか」

 

杉山「飲みニケーションは大切にしています。うちのチームはいい奴ばかりで幸せです(笑)。また応援団はS/Jリーグ参加チームの中では一番ですね。」

 

兵頭「ユニフォームのデザイン独特で素敵ですね。あの金のユニフォーム、私たち一般人には手に入らないので余計に価値を感じます。欲しいと思っているファンは多いと思いますよ。」

 

杉山「そう、あのユニフォームは私の強いこだわりがあるんですよ。どんなスポーツでも国内をリードするトップチームはかっこよくなければいけませんし、夢や感動を与えられる存在であるべきだと思っています。当社のバドミントン活動に子供たちが憧れを抱き、バドミントンを強くなりたい、日立に入ってバドミントンを頑張りたいと思ってくれたら光栄ですし、またそういう存在になりたいという思いから見栄えのいい金色にこだわっています。たまに金運アップ狙いかと言われる時がありますが・・・(笑)」

 

兵頭「それともう一つ、日立情報通信エンジニアリングバドミントン部が前を向いて進めている背景には杉山監督が総務部長であることも無関係ではないと思います。バドミントンだけでなく仕事もしっかり行ってきて、会社の信用を勝ち取り、影響力の持てるポストを獲得した杉山監督の貢献度が絶大だと感じました。」

 

杉山「そんなことはありません(笑)。我々は企業スポーツチームなので社員の方に応援してもらえることが大切であり、だからこそ仕事もバドミントンもしっかり行う、がうちのチームとしてのあるべき姿だと考えています。OBも含め皆がそれを実践してくれたから今があるんだと思います。私の貢献度など微々たるものです。チームを支えてくださる会社や社員の方に貢献するべきことはバドミントンと仕事の両方です。そのすべてに本気にならなくては前に進めません。チームの創部直後のメンバーは調達・財務・総務部門が中心でしたが、当時から鰐川部長ともバドミントンだけでなく仕事でも結果を出して、バドミントン部員の価値を示すことで景気に左右されない息の長いチームを作ろうと話し、みんな明朗活発に真っすぐな立場でバドミントンも仕事も頑張ってきました。そしてその歴史を若い選手たちに伝承し、ここまでチームを成長させることができました。リスクを背負って本気にならない人は本物になれません。本物になることに本気になれない人はスポーツでも仕事でも中途半端になってしまうと思います。会社には日本一になり、またバドミントン部の中からオリンピック選手を輩出すると宣言しています。選手にはそこへ進む覚悟をさせることで責任感・執念・実行力を身に付けてもらいたいと思っています。選手は高い目標を持つことでより成長し強くなります。今後も目標を共有し、自分で考えさせて答えを出させながら、全力でチーム・選手を育てていきたいと思います。」

 

 

 
【インタビュー後記】

 

バドミントンと仕事の両方に誇りと志をもって挑み続けている杉山監督の生きざまに感銘を受けました。まさに文武両道。バドミントンを愛好する多くの社会人、そして将来を夢見る若者への金言の詰まったお話の数々。未だ果たせぬパラダイムシフトへの挑戦はこれからも続きますが、これに立ち向かい続ける監督の意志はどこまでも前向きでゆるぎないものです。練習時間の増加、体育館の新設といった環境の著しい好転からまだ2年程度。日々進化を続ける日立情報通信エンジニアリング。今後が益々期待できるチームなのだということを強く感じたインタビューでした。(兵頭)

日立情報通信エンジニアリングバドミントン部サイト

 

S/Jリーグサイト

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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