YONEX 佐藤冴香選手・鈴木温子選手インタビュー

佐藤冴香選手・鈴木温子選手インタビュー(インタビュワー:Badland編集部 長峰佐知子) 佐藤選手、鈴木選手は日本体育大学~YONEXと同じ道を進んだ同級生。2016年は佐藤選手が全日本総合選手権優勝、鈴木選手は全日本社会人選手権優勝(いずれもシングルス)と、ともに素晴らしい成績を残しました。また全日本総合選手権では二人は準決勝で直接対決。ファイナルゲームにもつれこむ激闘を演じました。二人の躍進の秘密はどこにあったのか。 2016年の振り返り、今後の抱負、そして親友でもありライバルでもあるお互いへの想いなどを伺いました。インタビュワーは女性記者の長峰佐知子が担当。皆でケーキを食べながら女子会トーク風に、リラックスした雰囲気の中でインタビューは行われました。

長峰「今日はおこし頂きましてありがとうございます。女子会的なノリでリラックスしてコメント頂けたらと思います。まずは2016年の全大会を振り返っておふたりの感想をおねがいします。」

佐藤「前半はオリンピックレースでしたが、結果的に出場できませんでした。もう一年あったらな~との思いと、ここまで来られて満足という気持ちがありました。そして次の東京オリンピックをまた頑張って目指そうという気持ちになれた年でした。これをきっかけとして、全日本総合で優勝できたことが大きい1年でした。」 長峰「全日本総合選手権はコートサイドで撮影していて佐藤さんの素敵なプレーに鳥肌が立ちました」

佐藤「ありがとうございます。」

鈴木「素敵?ではないよ(笑)」

佐藤:長峰「え?!(笑)」

佐藤「素敵だよ~。撮る人も撮られる人も素敵だよ(笑)」

鈴木「うまいわ~そういうところ~(笑)」

鈴木「私は結果が出せなかったら引退も考える一年でした。一方では今までバドミントンをやってきて、ここで終わりたくないという気持ちが強かったので人生で一番頑張る一年にしようと思った年でした。2015年途中からこのままで終われないという気持ちを自分に言い聞かせ、いろいろなことをやめて犠牲にしてきました。また、自分のためになることもはじめました。そして2016年の全日本総合は人生で一番掛けた大会でした。」

長峰「覚悟した一年だったわけですね。」 鈴木「はい。そしてトータル的には、ランキングサーキット、全日本社会人、全日本総合とシングルスで全てベスト4以上に入れましたし飛躍の一年でした。」 長峰「そうですね。全日本社会人では見事にご優勝されて」

佐藤「おめでと」

鈴木「遅いわっ(笑)」

長峰「鈴木選手は具体的にはどんな取り組みをされているのですか」

鈴木「メンタルトレーニングをしています。そこで自分の良くない部分を捨て、自分の可能性に投資できるところは構わず投資しました。自分の中でバドミントンは人生で一番大きい時間です。バドミントンのない人生をまだ考えたこともないです。自分が今バドミントンで仕事ができているので、その頂いたお金で自分に投資ができる限りしていこうと思っています。また、新しい挑戦もたくさんしてきました。」

長峰「新しい挑戦とは?」

鈴木「メンタルトレーニングや目のトレーニング、パーソナルトレーニングの回数を増やしました。去年は自分に投資をたくさんしてきましたね。」

長峰「佐藤選手はこの一年間、どのような取り組みをされましたか」

佐藤「オリンピックレース中はたくさんの大会を自費参加で回らせていただきました。その部分でプライベートはなく、大会、大会、練習。前回のロンドンの時ののオリンピックレースでもそうでしたけど、バドミントン漬けでまったくプライベートはありませんでした。」 長峰「プライベートを捨てるのは辛くなかったですか」

佐藤「ちょっと遊びたいな~って気持ちも出ますが、勝ちたいという気持ちの方が強いですね。本当にオリンピックを目指していたので。そこで行けなかったということはやはり、まだ何かが足りないのかなと痛感しました。さらにトップを目指す上で必要なことは何か?とそのあと考え続けました。結果的に全日本総合で優勝出来たので自分がやってきたことは間違ってなかったと思いました。」

長峰「全日本総合準決勝でのおふたりの直接対決が印象的でした。試合前はなにか話されたりしたのですか」

佐藤「普通です(笑)」

長峰「ちょっと避ける感じがあったとか(笑)」

鈴木「あ~感じました一回!(笑)」

佐藤「感じてた~?(笑)」 鈴木「試合の前日の朝練習まではふたりで頑張ろうってワイワイ話はしていました(笑)。それから大学の同期のLINEではこれから試合なんだよね~とか話していましたし(笑)。自分は試合に入った瞬間にスイッチ入るのかと思っていました。が、佐藤の場合はホテルに着いて自分が体育館に戻って行った時はもうシャットアウトされていました。佐藤スイッチ早いわ~って思いました(笑)。」

佐藤「温子はどうかわからないですが、自分の場合はダラダラ話してしまうと、このままの流れで試合になってしまうなと思って、一回シャットアウトしようと思いました(笑)。でもコーチ陣も全部シャットアウトしよって思って自分の世界に入りました。なので、温子だけシャットアウトしていただけではないですよ(笑)。」

長峰「鈴木選手は佐藤選手に対し、こういうところが素晴らしいと思うところ、そしてここは私のほうが勝っているというところはありますか」

鈴木「佐藤のストロングポイントはパワーですね。この体格で動ける選手というのは世界でもマレかと思います。(笑)。自分の高さやパワーに頼らず、体を動くことをやめないし。大体、才能のある選手は努力をする選手が少ない。誰もではないけど、それがスポーツ界の体質に感じます。しかし、佐藤に関してはそうではない。ショット自体はパワーもあるのに努力を怠らない。そういうところは佐藤の強みでもあると思います。」

(佐藤選手が鈴木選手にどや顔) 長峰「佐藤さんがどや顔していますよ(笑)。佐藤選手にここは負けていないと思うところはありますか」

鈴木「器用さと体の使い方ですね。パワーがすべてではないというのがバドミントンの魅力だと思います。佐藤のほうが持久力はあると思いますが、持久戦になったときに走るだけのバドミントンではないので、そこで体の使い方をうまく利用して佐藤よりもコートに長く最後まで立っていたい。これが私のストロングポイントです。柔よく剛を制す、で。」

佐藤「なにそれ?なんでそんな難しい言葉つかうの(笑)」

鈴木「佐藤にはパワーでは勝てない。そこは日本一だと思うので私は私の良さで勝ちたいということ(笑)。」

長峰「また今後もおふたりが対戦する機会があると思いますが」

佐藤「今度は決勝で当たろうねって話しています(笑)。」

鈴木「というか、私は一年間佐藤と当たるなというイメージはしてきました(笑)。全日本総合では佐藤と決勝で当たるとだろうと、いろんな人に言っていました。佐藤とそこで試合をするのが自分の夢でもあるとも話していました。私はシードがないこともあり、奥原(希望)さんの山に入ることもほぼ確定していました。去年もその通りでしたから。今年は準決勝まで行けたので佐藤と当たることができました。私が日本ランキングを上げて4位又は5位でいればまた対戦できるかなと思っています。」 長峰「佐藤選手は鈴木選手にはここは負けていないと思うところ、また鈴木選手の素晴らしいところはどこですか?」

鈴木「たくさんあるね(笑)」

佐藤「温子の強みは、ストロークは本当にいいですね。頭が良い!(笑)」

鈴木「うんうん!もっと言って!」

佐藤「とは~おもわないですけど~(笑)」

鈴木「ぶぶぶぶ~」

佐藤「普段も、こんな感じにふざけあってます(笑)。やっぱり頭が良いので配球が読みづらいというのもあります。自分も負けず嫌いですが、温子も負けず嫌いなのでお互い練習中もどこかで負けたくないという感情が伝わってくる。温子には海外でも日本でも勝ってほしいという気持ちがある。自分も負けたくないという意識の面では温子が参考になります。」

鈴木「ありがとうございます。普段こういうこと言わないので(笑)」

長峰「おふたりは大学時代から仲良しですし、全日本総合という大きい舞台で負けたくないという気持ちの他に、インスピレーション的なお互いの駆け引きを楽しんでいたりはしていたのですか」

鈴木「たぶん佐藤は楽しめてないと思いますよ。自分には負けたことのないプレッシャーで負けちゃいけない!って思っていたと思います。私はファイナルゲームの11点まではプラン通りでした。ファイナルの18オールくらいまでプラン通り行けば佐藤はビビるだろう。精神的なところを突いていき、佐藤のストロングポイントを消していったらいいと思っていました。自分的にはファイナルの11点までの展開は理想的でした。試合中に完全に目が合って、シャーっ!ってガッツポーズしてくるので(笑)。くそっ!うざって思って(笑)。」

佐藤「それディスってるやん(笑)」

鈴木「お互いこういう関係だから目を見てできるのでしょうけど(笑)。自分も負けたくないってすごく思っていました。力は9割、出せたかなと思っています。自分は挑戦者でしたから。佐藤は気持ちよくはプレーは出来なかったと思いますね。」

(全日本総合選手権2016準決勝 佐藤冴香 17-21、21-13、21-13 鈴木温子)

長峰「佐藤さんどうでしたか」

佐藤「やりづらいですね(笑)。1回戦も同じYONEXの土居杏奈さんとの試合で負けかけたのですが(ファイナル14点で辛勝)。ま、しかし温子とはファイナルまでいくとは想定していました(笑)。自分はナショナルA代表として負けられないプレッシャーがありました。1ゲーム目は温子のプレーがよくて自分がひき気味になってしまったのですが、2ゲーム目からは悔いのないようにプレーしようという気持ちが大きくなりました。温子には負けたくない!今年は絶対優勝する!という気持ちでした。がめつくでもいいので、ここはガッツポーズを出していこうと気持ちを高ぶらせていきました。試合になれば、友達、先輩、後輩は関係ないと思うのでお互いいいプレーが出せればよいかなとは思っていました。」

長峰「大会期間中は何が縁担ぎみたいなものをする、とかありますか」

佐藤「自分の場合はアップはどこへいっても必ず会場1時間前に入りいつものようにストレッチなどしています。」

鈴木「大学のころはよくインカレの時は金髪にしていました(笑)。社会人に入って一昨年くらいまでは試合前には少しだけヘアカラー明るくしていました。去年からは初心に返り元に戻しました。私の試合の時のラッキーカラーは青です。青の時は勝って、赤色だと負けて、黄色だと怪しいんですよ(笑)。」

長峰「黄色怪しい・・・信号機ですね(笑)。試合中の選手の皆さんを見ていると、いつも同じアクセサリーやヘアバンドなどを付けているのでおふたりはどうなのか?と、気になっていました。」

鈴木「ピアスも指輪も頂き物を付けています。」

佐藤「ほかに持ってないということもあります(笑)。」

長峰「お互いをどんな女性だと思いますか」

佐藤「ん?温子?(笑)」

鈴木「大学のころはまだ佐藤は高校生の延長みたいな髪型であか抜けていなかった~。そんなにファッションとかにも興味なかったと思います。たぶんナショナルで揉まれていい物も身に着けるようになったり、賞金も入り服装も変わりましたね。社会人になったら、女性らしくなりました。でも、女の子らしくはないです(笑)。」

長峰「佐藤選手ってこんな一面があるのねーというところはありますか」

鈴木「性格が変わりました。大学時代は4年間をオリンピックに賭けていたので皆をシャットアウトしていました。自分の世界に入り込んでいてほかの人とは話さなかったですね。私たちは団体でインカレ優勝したい。でも冴香にとってはオリンピック優勝してからのインカレ優勝したいという温度差があった。なので、お互いベクトルが違いました。ナショナルに入ったせいなのかもしれないが、常に緊張感もありましたね。」

佐藤「性格かわったかな~(笑)」

鈴木「よく日体大の同期と旅行も行くのですが、みんなに冴香って性格変わった?という話になり、明るくなったよね~って話します。ふざけることができるようになったんですね~。最近開花したみたいですごく面白いです(笑)。」

佐藤「開花・・・(笑)」

長峰「何があったのでしょう」

鈴木「ほんとに変わりましたし、急に面白くなりました(笑)。」

佐藤「大学時代は上から押さえられすぎてマンツーマンで練習していました。精神的に追い詰められて自分の殻に閉じこもってもいました。誰かに言うことも疲れすぎて言えなかったですね。練習もそうですが大学の時は言われたままのことしかしてなかったです。YONEXに入って自分で考えながらプレーすることによってバドミントンの幅も広がりました。そして、いろいろな人と接することで人間関係も幅広くなり人見知りではありますが話すことによって明るくなったかなと思います。」

長峰「なにか女性らしさを磨いていることはありますか。一人暮らしなのですか」

佐藤「寮です。女性らしさを磨いているところ?」

長峰「寮では自炊ですか」

佐藤「しています。」

鈴木「してないでしょ(笑)。」

佐藤「そうなんです(笑)。エステとか行っています。」

鈴木「ええ?そうなん?初耳~(笑)。」

佐藤「自分磨きはやっと今ですね。大学の時は興味もないというか服も買いに行く時間がなかったです。社会人になって周りの先輩方がきちんとしているので、自分もちゃんとしなくてはならないなと思い興味を持つようになりました。ナショナルで賞金がはいるので、自分磨きの部分を頑張ることでひとつの糧にしています(笑)。」

長峰「エステいいですよねぇ~。自分にご褒美。」

佐藤:鈴木「YONEXは内面を磨きます(笑)。」

長峰「佐藤さん、鈴木選手は女性としてどんな方ですか」

佐藤「仕事をてきぱきこなし、指導もし、楽しむときは楽しむ。メリハリがあるきちんとした女性です。このスタンスは大学の時から変わってないですね~。女性として・・・・、プライベートではスカートとか履かないよね~(笑)。」

鈴木「大学の時は髪が長かったんですよ~」

佐藤「今のショートのほうが似合う。」

長峰「鈴木さんは自分磨きはなにをしていますか」

鈴木「2017年はですね、人としての品格を上げようと思っています。例えば、大人としての身の振る舞いは大事だと思うのでそこはきちんとしたい。最近、顔ヨガの本も買いました。もちろん自分でデコルテエステしています。」

佐藤「私はボディクリームたくさんすり込んでいます(笑)」

長峰「肌露出も多いですし、なによりも選手の皆さんはYONEX宣伝塔ですからビジュアル磨きは欠かせませんよね。ところで、学生時代から色々なラケットをお使いになっていらっしゃると思いますが、総合の時は佐藤選手がアークセーバー11で鈴木選手がボルトリック70E-tuneですよね。どのようなところが気に入っていますか。」

佐藤「アークセーバー11は球もちがいいですね~。スマッシュも重めに入りますし、クリアも奥までしっかり飛ばせる。海外でもヨーロッパの会場では風があるので、アークセーバー11だと奥までしっかり配球できるので気に入っています。ヨーロッパ選手はパワーがあるので押されてしまうところですが、アークセーバーなら負けずに配球できるのが魅力です。ネットプレイもうまくなったのかと思うほどキレがいいです。」

長峰「鈴木選手はボルトリック70E-tuneをお使いですよね」

鈴木「力がないので重くて振り切れなく以前までのラケットでは苦労しました。でもこのラケットはとても振りぬきがよいのでコントロールがしやすいです。非力でも使いやすいのでこれからもこれを使いたいですね。」

長峰「学生時代は何のラケットをお使いでしたか」

佐藤「ずっとヨネックスのラケットですね。まさかヨネックスに就職するとは思っていませんでした(笑)。」

長峰「おふたりはバドミントン以外でやりたかったスポーツは何ですか」

佐藤「バドミントン以外で疲れないスポーツ。めちゃめちゃ疲れますもんバドミントン(笑)。」

鈴木「野球とかかな~賞金稼ぎができるスポーツ!(笑)。」

長峰「佐藤選手はプロフィールに休みの日はひたすら寝ると書いてありましたが(笑)。」

佐藤「寝ますね~。異常に疲れていると丸一日寝ていることがありますね。どこでも寝ることができます。ヨーロッパに行っても時差ぼけはないです。」

鈴木「みんな帰ってきて時差ぼけって言っているのに佐藤だけはしてないね(笑)。」

長峰「YONEXというチームはどんなチームですか」

佐藤「みんな仲良く、メリハリがあるチームです。自分たちがこれからはベテランになるので、しっかり練習していくことで後輩の手本にならなくてはと思っています。

鈴木「立ち位置が変わることで、先輩から色々教えてもらったことを後輩に伝えるのは私たちなのでしっかりしなくてはいけないと思っています。」

佐藤「YONEXでは指導してくれている先輩がいるおかげで成り立っていると感じてます。」

長峰「今別府選手と内藤選手はどんな先輩ですか」

鈴木「どこのチームでも先輩はそうでしょうけど、悩みも聞いてくれ、アドバイスもくれます。曲がったことがあれば正して叱ってくれる優しい先輩です。」

長峰「あそこにいらっしゃる(笑)松浦コーチはどんなコーチですか」

佐藤「存在が近いコーチです。今までは一方的な練習でしたが、YONEXに入った時から自分たちの意見も尊重してくれます。練習内容を合うように変えてもくれます。自分の意見が練習に反映されるのは大きいですね。コーチも選手と一緒に笑ったり泣いたりと共にいてくれるので素晴らしいコーチだと思います(松浦コーチの顔をみて笑いながら)。」

鈴木「自分もそうだったのですが、元々松浦さんはダブルスプレイヤーなので指導して頂いていて、いろんな場面での展開が速すぎて女子のプレーじゃないと思っていました。そんな速い女子いないよ。ほんとに結果的にいないんですよ(笑)。そこにもどかしさを感じながら練習していました。筋力違うからこんな練習できないと思っていました。できないと思っていて練習して意味あるのかなと自分に問いただました。もやもやしたまま試合で戦っても何か違うとも思いました。それからコーチに自分がやりたいこととコーチがやってほしいことの練習内容の擦り合わせするようになりました。そしてもし、自分がコーチのように速く動けて、低い展開ができるようになれば女子としては誰も追いつけないと気づきました。私がコーチのコピーになれば絶対勝てると思いました。そこから、私はコーチを理解し信頼するようになりました。松浦コーチだからこそ私が違う目線で取り入れることができました。強くなれるとも思いました。自分自身もコーチも信じてやってきたことで2016年はのこの結果がでたと思います。コーチのストロングポイントは選手と近いところですね。元々シングルスプレーヤーでなないというデメリットはありますがシングルス陣には分からないダブルスの速さを取り入れてくれているコーチです。」

佐藤「いいこというたな~(笑)」

長峰「2017年の目標についてコーチからのアドバイスは?」

佐藤「オリンピックまではまだありますがまずは世界ランキングTOP10に入ること。そして全日本総合二連覇を目指したいです。2016年は国際大会で結果を残せなかったのでスーパーシリーズも1回は優勝したいです。 プレーではスマッシュに頼ってしまう部分が出てしまうのでそこをどんな状況でもコントロールできるようになれたなら格上の選手に勝てるようになると感じました。スマッシュ精度もそうですが、コントロール重視で練習を意識していきたいです。コーチにも要望を伝えてあるので、ここを意識した練習メニューを作っていく予定です。」

鈴木「私の目標で一番大きなことは全日本総合で優勝することです。海外はグランプリゴールドを2勝したい。国内は3冠、日本ランクが4位以内。佐藤が3位にいます。総合までに是が非でも4位以内にいることが目標です。そして2017年の全日本総合では4シードにいて頑張って総合で優勝したいです。自分は自分で目標を立てるタイプなので紙に書いてコーチに提出しました。技術的な目標、メンタル的な目標、フィジカル的な目標を書きました。私の場合は後ろからのストロークはわかりにくいのでそこが武器なのですが、前のラケットワークが少ないのでこの辺りを意識して練習したいとコーチには伝えました。コーチは低い戦い方をしてそこに自信をつければ、戦術面を増やせるから低い展開を意識して練習していこうと。」

長峰「鈴木選手はB代表としての抱負、またこの選手には負けられない負けたくない方はいますか」

鈴木「もともと自分の中の目標がナショナルに入ることよりも総合で優勝して日本一になりたいという気持ちが強いです。それは今も変わりない気持ちです。年齢も年齢なのでナショナルにはいれるのかなという不安もありました。U19,16,13がありますよね。これには何も選ばれたことがない。その状況でナショナルの選考にも入ったことがない。今更、選ばれて結果出せるのかなという不安がありました。自分の中での言い訳になってしまうけど葛藤がありました。でも選ばれてから時間が経つにつれて世界と戦うという意識が出てきました。世界ランクが低すぎて出場できるのかも分からない状況です。現在は413位。試合に出ないとポイントは上がらない。自分がやるべきことは、試合に勝たないと上の大会には出場できないので出場した国際大会は全部優勝する勢いでいく覚悟です。目標をグランプリゴールド2勝とした背景は、佐藤はグランプリゴールドでは1回しか優勝していないので佐藤を超えたいし負けたくないです。2勝して佐藤にガッツポーズしてどうだ!と言ってやりたい(笑)。」

三人「爆笑」 長峰「佐藤選手はA代表に今年も選ばれました。目標や覚悟は何ですか」

佐藤「今回の総合も決勝がマストだと思っていたので。自分も年齢が年齢ですし結果で代表に選ばれるか選ばれないかというところでA代表に選ばれました。オリンピックは4年後ですがこの戦いは始まっていると思います。今回は総合で優勝できましたが、実力は優勝者としては程遠いかなとも感じています。やはり、奥原さんも茜ちゃんも日本ランキングも世界ランキングも上です。日本の女子シングルスのツートップなのでまずここを倒したいという気持ちが強いです。ふたりは海外でも成績を残しています。自分もここに追いつきたいというのはすごく強い気持ちです。結局、このふたりのどちらかに勝てないとオリンピックは行けません。まず、今年はこのふたりに勝つことと、海外の成績でもふたりを上回るような成績を残したい。ライバルは奥原さんと茜ちゃんです。」

長峰「佐藤選手は奥原選手や山口選手に対し何が勝っていて、何が足りないと思いますか」

佐藤「茜ちゃんはセンス系、奥原選手は努力型ですね。茜ちゃんの場合は私を嫌がっているなとは感じます。実力としてはそんなに変わらないとも感じています。奥原選手にはちょっとリードされている感覚があります。彼女も努力家で人一倍、合宿でも練習していますし。自分がそこでもっと努力しないといけないなと感じます。」

長峰「日本の女子シングルスは層が厚いですね」

佐藤「まれにみる戦国時代(笑)。全日本総合もだれが勝ってもおかしくないと思います。ほんとに油断したら負けてしまうような状況と思います。そこに勝ってこそ強い人と思います。」

長峰「成績を残さなければというころですよね」

佐藤「そうです。誰しもがそういうプレッシャーがあると思います。そこに打ち勝つ強い気持ちをもってプレーしないと勝つことはできないと思います。」

長峰「奥原選手と山口選手を除いた若手で、一目置いている選手はいますか」

佐藤「誰が勝ってもおかしくない同じくらいの状況だと思います。誰もがライバルなので(笑)。」

鈴木「だれかな~(笑)」

佐藤「YONEXに女子シングルス選手で誰か来てほしいです。募集かけますか?(笑)」

長峰「募集中なのですか?松浦コーチ?(笑)」

松浦コーチ「ふたりはおばちゃんなので若い人ひとり(笑)」

長峰「おばちゃんとか言われていますよ」

鈴木「確かに実業団で一番平均年齢高いかも(笑)。」

長峰「ユニフォーム着ていると年齢は全然感じませんよ~」

佐藤:鈴木「隠しきれてないです(笑)」

長峰「続いてプロフィールに書いてあったことについて聞かせてください。」

佐藤「あれ?私なんて書いてあるかな?(笑)」

長峰「まず鈴木選手は澤穂希選手を尊敬されているとプロフィールにありました。澤選手のどういうところに尊敬共感されましたか?」

鈴木「澤選手の本を読みまして、才能って言われている中で努力する姿が本からもにじみ出ています。毎日夢のレンガを積み上げる、という印象的な言葉がありました。澤選手が壁にぶち当たったとき、壁にぶつかるのではなく自分の足元にレンガを積み上げ登っていけば乗り越える。この言葉にすごく共感できました。澤選手の生き方を真似したいと思いました。

長峰「佐藤選手はプロフィールに尊敬する人は吉田沙保里選手と書いてありましたが吉田選手のどういうところを尊敬されてますか」

佐藤「覚えてない(笑)」

鈴木「たぶんその時本読んでいたでしょ?(笑)」

佐藤「あ~(笑)、吉田選手の連覇することころはすごいですよね。この方も努力型ですよね。読んでいて同じアスリートとして共感できる部分がたくさんありました。」

長峰「ありがとうございます。」

長峰「今年も女子力上げてくださいね~」

佐藤:鈴木「女子力あげたい~」 佐藤「結婚したいな~」

鈴木「玉の輿でしょ?」

長峰「狙っているんですか?」

佐藤「狙ってはないですけど(笑)」

鈴木「いつもこう言っていますけど(笑)」

佐藤「バドミントン辞めたらどうなるんだろうと(笑)」

長峰「セカンドキャリア的なことは考えていますか」

佐藤「最近めちゃめちゃ考えていますね~」

鈴木「もちろん。ずっとまえからです。」

長峰「どういうことしたいですか?」

佐藤「ニートですね」

三人「爆笑」

佐藤「バドミントンをしていない自分が考えられないですね~。セカンドキャリアを考えても、考えても思いつかないですね(笑)。結局、バドミントンに関わる仕事をするのかな~と思っています。」

鈴木「私は野心家なので、やりたいことがたくさんあります。一つは母と姉が看護師なので私も看護師になりたいです。勉強は嫌いじゃないので今からでも大丈夫です。もう一つは、バドミントンの指導者も考えています。コーチ業だけで行けるならコーチ業をしたいです。あとは引退したら1年間海外に旅に出で自分を見つめなおしたいです。」

鈴木「素敵なところへ旅したい~(笑)」

佐藤「ジャマイカとかどう?」

鈴木「いいね~情熱の国~」

佐藤「鈴木のノリっぽいじゃん!それとも.....母国!(笑)」

鈴木「それジャパンでしょ!国外行けてない~JAだけじゃんあってるの(笑)」

長峰「最後まで楽しすぎます(笑)。佐藤選手・鈴木選手の素敵な素顔も意外な一面も覗けてますますファンが増えそうですね~。今日はありがとうございました~。今後のご活躍も期待しています!」

佐藤冴香 1991.3.29生まれ 宮城県出身 仙台一中~常磐木学園高校~日体大~YONEX

主な戦績

2016年

全日本総合選手権 単優勝

2015年

メキシコシティGP 単優勝

全日本総合選手権 単準優勝

韓国マスターズGPG 単優勝

全日本社会人選手権 単優勝

日本ランキングサーキット 単優勝

大阪インターナショナルチャレンジ 単準優勝

2014年

全日本社会人選手権 単準優勝

スコットランドGP 単優勝

2012年

ロンドンオリンピック 単 ベスト16

鈴木温子 1991.2.17生まれ 福島県出身 小平ジュニア~国分寺第一中~関東一高~日体大~YONEX 主な戦績

2016年

全日本総合選手権 単 3位

全日本社会人選手権 単優勝

日本ランキングサーキット 単ベスト4

2015年

日本ランキングサーキット 複ベスト4

全日本実業団選手権 ベスト4

日本リーグ5位

国民体育大会 ベスト4

2014年

日本ランキングサーキット 単3位

日本ランキングサーキット 複ベスト8

国民体育大会 ベスト4

全日本実業団選手権 3位

日本リーグ 4位 YONEXバドミントンチームサイト


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