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桃田賢斗という匠の存在は我々日本人の誇りである

Wednesday, May 23, 2018

 

 トマス杯第4日 グループリーグ 日本VS台湾

 

第1シングルス 桃田賢斗(世界ランク12位) 21-12、18-21、21-16 チョウ・ティエンチェン(台湾:世界ランク6位)

 

日本、台湾、香港、ドイツで争われたグループC。すでに2勝ずつを上げ決勝トーナメント進出を決めている日本と台湾がグループリーグ1位をかけて戦った。

 

グループリーグ1位通過チームの準々決勝の対戦相手はグループリーグ2位通過チーム、2位通過チームは1位通過チームとなる。圧倒的な戦力を誇る中国相手の準々決勝を避けるためにも今日はぜひとも勝ちたい両チーム。

 

過去の両者の対戦成績は桃田の5勝2敗。復活の過程にある桃田の世界ランクは12位。だが最近の戦績を見ても実質は世界で5本の指に入る実力者であることは誰もが認めるところ。4月に行われたアジア選手権準々決勝で桃田に完敗している世界6位のチョウ・ティエンチェン。挑戦者のような気合と台湾のエースとしての意地をこの試合にぶつけてきた。

 

両選手は情熱と冷静さのバランスを保ちながら集中力の切れない素晴らしい試合を展開した。シャトルは程よくブレーキが利く。おそらく品番は2番。スマッシュは簡単には決まらない。おのずとラリーは長くなる。我慢比べの展開が続く。 2ゲーム目周辺にはチョウ・ティエンチェンが押した時間帯があった。だが試合全体を支配したのは結局は桃田であった。

 

ともに最高のパフォーマンスをみせた両選手のわずかな差はどこにあったのか。それは「精度」ではないだろうか。例えて言うなら98%の精度でラリーをつないだチョウ・ティエンチェンを99%の精度で桃田が制したような試合だった。

 

フィジカルの強さ、ショットの切れ、そして闘争心だけで言えばチョウ・ティエンチェンのそれは桃田に勝るとも劣らない。だが桃田はショットの精度が傑出しているのだ。もちろんその背景には鍛え上げられた肉体、精神、戦略頭脳、経験があることは間違いないが。


桃田の試合は最上級の職人が誇りをもって一つ一つの仕事を丁寧にこなしているようにも見える。まさに匠の技である。こういう安定感は結果にムラがない。だからここぞという大舞台できっちりと結果を出すことができる。それが世界1位になるものとなれないもの、4年に一度の五輪を制することができるものとそうでないものの差なのかもしれない。

 

海外に来ると特に感じる。これぞメイド・イン・ジャパン。桃田賢斗という匠の存在は我々日本人の誇りである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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