ヘアピン練習本気でやってますか?

スポーツにおいて体力や持久力は必須の武器ですが、燃費の向上は時にガソリンタンクを大きくすることより価値を持ちます。体力より技術がものをいうこともあるのです。バドミントンにおける燃費向上策の一つはヘアピン技術の向上にあることは間違いないと言えそうです。
先日行われたある男子シングルスの試合での実話。両選手とも年齢は20歳前後。技量は共に上級者。身長や体格で勝る選手Aは強烈なスマッシュを主体とした攻撃で1ゲームを先取したものの結局ファイナルで敗戦。ファイナルゲームの時点では汗だくの疲労困憊状態。
一方の小柄な選手Bは涼しい顔をしてこの長い試合を勝利。両者の疲労度の違いの決定的要因はヘアピンの技術の差でした。選手Aも下手ではありません。選手Aが95点のヘアピン技術だったのに対し選手Bは98点の技術。例えればそのような感じでした。高い精度のネットプレイが相手を必要以上に動かし、自分の動きを最小限にするのです。
このようなケースで敗者はしばしば「体力不足」を反省点とします。でももしかしたらそれは分析と判断の誤りなのかもしれないのです。このケースでの敗者が取り組むべきはトレーニングの強化ではなくヘアピンの強化です。
ちなみに筆者はこの時敗者のコーチ席にいました。この試合は大変勉強になりました。
「ヘアピン練習本気でやってますか?」
バドミントン歴30年を超える筆者がそんなメッセージを込めて立ち上げたサービス。それが楽ミントンなのです。
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